泉房穂明石市長に要望書を提出

2015年6月11日

明石市長 泉 房穂 様

第2期泉房穂市政の展開について(要望書)

第2期泉市政がスタートして1カ月、難題山積の明石市政のかじ取りに日夜ご奮闘されていることと拝察します。

明石市が自治基本条例を制定して最初の市長として4年間市政のかじ取りを担われた貴職が、引き続き「市民の市政への参画」と「協働のまちづくり」を基軸とした、市民自治をめざした明石市政を担われることに、期待を持って市民サイドから協働・協力していきたいと考えています。

さて、私たちは今回の市長選挙に際しても4年前と同様に、市民がつくった市民の政策として「市民マニフェスト」をまとめ、市長選挙立候補予定者にご出席いただき公開討論会を開催させていただきました。貴職には昨年11月にも、4年前の公開討論会で全面的に賛同いただいた「市民マニフェスト」の検証大会にもご出席をいただき、市政の現状と課題について率直な意見交換をいただきました。

今回の公開討論会でも、あらためてまとめた「市民マニフェスト2015年版」について概ねのご賛同をいただきました。今後とも、市民の願いであるこのマニフェストの実現に向けて、機会あるごとに提言提案させていただくとともに、市政担当者との意見交換をしていきたいと考えています。

ここでは年度当初に当たり、幾つかの要望と提案をさせていただきます。趣旨お汲み取りのうえ、速やかに対処されますよう、お願いいたします。

なお、市議会に対しては本日別紙のとおり、請願書を提出させていただきました。

  1. 自治基本条例を遵守し、「市民の市政への参画」と「協働のまちづくり」「情報の共有」の市政運営の原則を確実に実行してください。また、これらの原則をより一層前進させる方向で、施行後5年を超えた基本条例の見直しを市民の参画のもとに、速やかに進めてください。
  2. 本来は今年3月市議会に提案されるはずだった住民投票条例案を、条例検討委員会の答申に基づき早急に提案し、成立させてください。
  3. 施行後5年目に入った市民参画条例の抜本的見直しに着手し、市民参画を徹底した検証作業を進めてください。
  4. 情報公開条例の抜本改正をはじめ、自治基本条例施行に伴う「市政情報の共有」システムについての抜本見直しに取り組んでください。
  5. 明石駅前中心市街地活性化基本計画に定めた明石港周辺整備と「南部のにぎわいの拠点」づくりの計画が、未だ明らかになっていません。2015年度末までに計画案を提示するとしていますが、どこでどのように作業が進んでいるのか? 市民の参画がどのように行われているのか? フェリー埠頭跡地に建設中の高層マンションが、シンボル道路の銀座通りから海峡の眺望を目隠ししているのにどう対処するのか―等について、明らかにしてください。

以上