明石市の子ども政策を考える

イベント名としては

子そだて孫そだて懇談会

主催:市民自治あかし・子ども政策部会

  • 第1回 -終了-5月18日(土) 午後 13:30-16:00
  • 第2回 6月16日(日) 午後 13:30-16:00
  • 第3回 7月20日(土) 午前 9:30-12:00
  • 第4回 8月18日(日) 午前 9:30-12:00 以上、全4回
  • ウィズあかし 和室(アスピア南館8階)定員24名
    • 乳幼児同伴を可として「和室」を用意しましたが、保育を別としていません。簡単な遊び道具や絵本等、各自でご用意ください。時間帯は長いので、同伴が困難になったときはご容赦ください。
  • 参加費 無料(申込み不要)

明石市の子ども政策に疑問がある。困っている。あるいは、歓迎している。助かっている。──ご意見、ご相談を募ります。上記のイベント実施日は都合つかない、あるいは別途にご相談したいときは、時間・場所を調整して承ります。ご遠慮なく 市民自治あかしまで(連絡先)お声かけください。ここを読まれたら、ご相談はいつでもかまいません。

『保育園は誰のもの』(岩波ブックレット)520円+税 全63ページ

 これで読書会をしようかと思います。2018年1月発行で、新しい。

  1. 保育を必要としているのは誰か
  2. 社会のインフラとしての保育
  3. 「質」は後回しにはできない
  4. 「安心して産み育てられる社会」へ

 これらは、この本の章立てですが、この章順、4回に分けます。

 子ども政策を考え議論するためには最低限の知識が必要です。これにピッタリのテキストです。この4回を通じて、次の段階に進む方法をご相談したいと思います。4回すべての参加を求めていません。1回だけの参加も念頭に進めます。 読書会の形式をとりますが、読書を前提としない運営にします。日頃の不満、疑問を出しあい意見交換します。現行の子ども政策を肯定することも積極的に受けいれます。

読書を前提にしません。当日は「資料」をご用意します。

 数名程度の参加でも行います。
 今回は、就学前または小学2年生までを対象にした子育てに関する話題とします。保育に関しては「量と質」の2つの観点で論争となりますが、待機児童問題が先行し、結果として「量」の議論に流れやすくなります。しかし、保護者は我が子の幸せな成長を願っています。

できるだけ「質」の観点で意見交換を進めたいと考えています。

コーディネーター 山田利行

「質」を考えるヒント(提起)── 保育の実際を知ろう!

その1

──来年度は二人同時に申請のつもりですが、待機児童にならないとは限りません。だからといって、どんなところでもいいから入れればいいとはまったく思っていません。もう安心できないところに子どもを預けることは、したくありません。大好きな仕事なのに、仕事をやめざるを得ないかもしれない、と今は不安な日々を過ごしています。──『保育園は誰のもの』(普光院亜紀 2018)より。
2児は別々の園に。一人は公立園に。もう一人は認可外の園に。母は第三子を孕む。「第三子の産休を機に娘を退園させ、現在は家庭保育中です」とある。東京都での事例。2009年のこと。

その2

 私(※青木紀久代)は、保育現場での心理コンサルテーションを実践しながら、そのための一番の近道は、子どもの遊びをよく観察することだと感じています。他児との関わり方や、身体の使い方など、発達の水準や特徴を見極めるのと並行して、子どもの遊びに関与しながら、遊びに表現されるものを掴むことができます。
 ── 略 ──
 ただ、遊びというのは、どこまでが子どもたち任せでよく、逆にどこまでを大人が支援すべきなのかと考えると、途端に難解なものになってしまいます。自由遊び一つにしても、子どもたちは、時間内にそれなりに自由に過ごすわけです。たとえば、子どもを安全管理の面から見守る大人にとっては、子どもの動線が重要であり、遊びの中で表現される意味の世界を共有することに関心が向きません。ぶらぶらと園庭の隅を歩き回っているだけで、偶然任せで、時間を過ごしているような子どもでも、危険でなければそれでよいのです。確かに、保育の日常は、こういったスタンスで問題ない場合も多いと思われます。
 しかしながら、トラウマの表現が遊びの中にあるとわかるためには、もう一歩子どもの遊びに近づく必要があります。つまり、子どもと一緒に生き生きと感情を使って遊んでみる、ということです。あるいは、そのように自らの感情を使いながら子どもの側に寄りそってみることです。
 ──大きく略し──見出し「終わりに」に続いて──
 以上、保育における子どものトラウマのケアについて述べてきました。多くの子どもたちがいかに保育における「遊び」の体験によってケアされているかが伝わってきます。
 けれども、あくまでも保育の基本は、子どもの毎日が「より良く」なるような関わりを探究し、発達的にも最適な環境を構成し続けていくことにあります。診断や治療といった観点に縛られることなく、保育者の生き生きとした子どもへの関わりが、トラウマを乗り越える道を拓くことにつながるのだと思います。
 その際には、支援者のセルフケアもさることながら、心の専門家とチームをくみ、一層有効な支援が実現できることを祈っています。

ミネルヴァ書房「発達」誌 145号 2016.1
※青木紀久代(お茶の水女子大学准教授)「保育におけるトラウマを抱えた子どものケア」

参考:「自由遊び」とは、「設定保育」と対比して使い、国語的な”自由”ではありません。

 3本のうち1本目をあかちゃんの目前に差し出す。あかちゃんは誰かに抱かれていてもよいし、自立して歩行できるときはその姿勢でもかまわない。 しかし、10か月のあかちゃんの場合、「はい、どうぞ!」と目前に差し出されても、あかちゃんはその声に反応